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農産物直売所の特徴的な形態とは

 

農産物直売所は、農家の人が集まり自分の畑で採れた農作物を、直接消費者に売ることを主旨としています。例えるなら野菜や果物のフリーマーケット、そういう認識でいいでしょう。こう聞くと地方の田舎などで盛んに営業されているイメージがありますが、実は今や都会でもよく目にするようになっています。

 

その数は何と1万5千ヶ所以上、最早こうした直売所は経済界にも多大な影響を与えているのです。

 

ではその形態はどうなっているのか、まず一番に言えることは地産地消が最大限に出来るよう運営されている点です。つまりなるべく売れ残らないよう配慮し、可能な限り地元の人たちの手に渡るよう考えられています。ここで重要になってくるのが、販売されている農産物が言い値であるということです。

 

この野菜はこの値段で売らなければという、そういったルールは一切ありません。よって出品者の意向次第で商品はいくらでも高くなりますし、同時に安くもなります。

 

すると他者との競争や売り残したくない意識が芽生え、小売業界などよりも明らかに安い価格で値付けをすることになるわけです。一見儲けに繋がらなさそうに思えますが、卸す際に掛かる手間もなければ多少傷が入っていても売ることができるため、農産物直売所は農家にとっても有難い場所でしょう。

 

農家にも消費者にも得が大きい販売形態、だからこそここまでの規模に成長することが出来ました。

 

一方で農産物直売所は、売る側と買う側のコミュニケーションも活発になります。フリーマーケットのようだと先述しましたが、これもその理由の1つです。結局のところは個人の出品者が集まって集合的に運営をされているだけなので、売買が成立する際には消費者と1対1の関係が生まれます。

 

時には値引き交渉があったりと、さながら下町の商店街のような様相です。

 

これがスーパーやコンビニなら、こうはいきません。仮に農家の情報が記載されていたとしても、肝心のその人の顔が見えないのです。ただ安いのではなく出品者の顔が見える、これは消費者が安心を得るために必要な条件でしょう。その条件を満たせるのも、農産物直売所の形態の特徴になります。

 

とはいえ、近年では徐々にこうした形態が変わってきている場所もあります。あまりに規模が拡大し過ぎてスーパーのようになってしまったり、または異業種が強引に参入してきたりと、旧き良き姿が失われつつあるのも直視しなければなりません。もしかすると近い将来、農産物直売所の形態はより商業的な姿に変化していくのかもしれません。

農産物直売所が安い理由は流通が関係してる

 

身体を健康に保つためには食事の中に野菜と果物をバランスよく食べるのが大事ですが、ただ良い野菜と果物を購入しようと考えるとどうしても値が張ってしまうので二の足を踏んでしまう人も多いです。良い野菜と果物を入手したいというニーズの高まりによって、スーパーで購入する手段以外の方法で農産物直売所で入手するという形が定着しています。

 

実際に農産物直売所で購入する場合、実際にスーパーで購入するよりも破格の値段で新鮮な野菜や果物が販売されているのです。なぜ安く購入できるのかというと、そこで重要になるのが流通というキーワードになります。流通というのは、実際に収穫した地点から店頭に並ぶまでの移動のことです。

 

一般のスーパーの流通はどうなっているのかというと、野菜や果物を収穫した農家がトラックを使って市場に運搬します。そして市場に運搬したら、それをセリにかけて卸売業者が買い取るのです。その落とし売り業者が買い取った野菜や果物を、契約しているスーパーに運ぶために再びトラックに載せて運搬します。

 

そして卸売業者から契約しているスーパーに到着したら、その野菜と果物をスーパーが引き取って店頭に並べて消費者に届くという形になるのです。この流れが円滑に行われることで効率よく消費者に届くのがメリットですが、その反面として店頭に並ぶまでの流通に3回以上のトラックの運搬が必要になります。

 

商品の値段には、商品そのものの価値だけでなく流通にかかったコストも算出されて上乗せされているのです。そのためトラックの運搬数や燃料代に加えて人件費が多くなれば、当然ながら野菜や果物の販売価格も向上することになります。その点農産物直売所が安いのは、スーパーに並ぶまでの移動コストが少なくて済むということです。

 

農産物直売所の場合は、まず農家と農産物直売所が話し合いの末の契約を交わし任意の場所に商品を並べるようにします。そして開店時間を予め聞いておいたら、その開店の数時間前に農家が直接作った作物を直接運び入れるのです。

 

農家が直接店頭に運んで並べることによって、スーパーに並べるまでにかかっていた人件費や移動コストの代金を丸ごと削減できることを意味します。そのため農家には作った作物の売り上げの料金分を、そのまま収入として得られるメリットがあるのです。

 

そしてお店にとっては美味しい野菜と果物をリーズナブルに購入できることで、顧客から信頼性が増すことで客足を伸ばすことになり安定した運営に役に立つのです。